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朝に納豆⁉夜に納豆⁉安心安全な食べ方と食べ方次第で害と噂される食べ方5選

みなさん、納豆は朝食べますか?夜食べますか?

「いつ食べても同じでしょ?」と思いきや、そんなことはありません。

納豆をいつ食べるか?によって、健康効果が大きく変わるそうなんです。

ポイントは睡眠

起きて食べるか?
食べて寝るか?
この違いで納豆が身体に与える影響が大きく変わるというのです。

そこで今回は納豆を朝食べた時と、夜食べた時とで身体にどのような違いが生じるのか?について調べてみました。

この記事は動画を作成し、YouTubeにて公開中です

▼チャプター
00:00 食べ方で変わる納豆
00:45 朝と夜の健康効果
01:23 夜 納豆の健康効果
03:28 昼 納豆の健康効果
04:48 NGな食べ方5選
06:43 納豆の食べ方 まとめ
07:59 最後にひとこと

血液サラサラなら夜、ダイエットなら朝

さっそく結論から入りますね。
納豆をいつ食べたらよいのか?

夜に納豆を食べると、血液サラサラで血栓を予防し、美肌効果もあり、免疫力が高まり、風邪やインフルエンザの予防するため、生活習慣病が気になる中高年世代は夜がおすすめ

朝に納豆を食べると、良質なタンパク質が代謝を高め、食物繊維が腸内環境を整え、便秘を解消し、脂肪やコレステロールを排出する働きがあるため、ダイエットを考えるなら朝がおすすめ

また夜なら、血液サラサラ成分、ナットウキナーゼが豊富なひきわり納豆がよく、朝なら、食物繊維が豊富な皮がついた粒納豆がよい、ということが分かりました。

なお、いくら健康効果があるといっても食べ過ぎはよくありませんので、納豆は1日2パックにしましょう。
ちょうど朝と夜に食べればバッチリですね!

ところで、なぜ食べる時間帯によって、こんなにも健康効果が違うのでしょうか?

ポイントは「睡眠」です。

夜、納豆を食べた時の健康効果

睡眠中、私たちの体は呼吸が減り、体温は下がり、血圧は入眠後に低下。
心拍数も減少し、筋肉は緩和し、成長ホルモンなどのホルモンの分泌が活発になり、血液の循環を促すために寝返りをうち、約コップ一杯の汗をかきます。

こうして身体の改修工事をするのが睡眠です。
また「寝る子は育つ」「美人は夜つくられる」といいますが、細胞が活発に働くことで疲労回復だけでなく、成長させる効果もあります。

睡眠に納豆はどうかかわるのか?大きく4つの効果

まず、睡眠中は、血液がドロドロになりやすく、血管内に脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓ができやすくなるのですが、夜納豆を食べておけば、ナットウキナーゼが血栓を溶かしてくれます。なおナットウキナーゼの効果が出始めるのは食べてから4時間ほどで、その効果は徐々に減りながらも約8時間は持続しますので夜7時に納豆を食べれば、夜11時に効果が出始め、翌朝7時まで効果が続く、ということですね。

それだけではありません。夜、納豆を食べると、睡眠のゴールデンタイムといわれる夜10時~深夜2時の間に納豆に含まれるビタミンB1・B2・B6をはじめとしたビタミンB群が成長ホルモンに働きかけ、肌の修復力を高めます。

さらに睡眠中はもっとも口の中の細菌が増殖するのですが、納豆菌からつくられた抗菌物質「ジピコリン酸」が、風邪・インフルエンザなどの病原菌の増殖を抑えてくれます

最後に体内の余分なコレステロールを各組織から回収し肝臓へ運ぶ善玉菌。この善玉菌が最も活性化するのが夜10時~深夜2時の間といわれているのですが、この時間に合わせて納豆を食べていれば納豆菌が腸内の善玉菌を増やしてくれるので、血管をキレイに保ってくれます。

以上が、夜に納豆を食べる効果です。

これらの効果がより期待できるのは、ナットウキナーゼをはじめとした発酵によって生み出される成分が多い「ひきわり納豆」ですので、覚えておいてください。

では、今度は朝納豆を食べた時の健康効果はどんなものがあるのでしょうか?

朝、納豆を食べた時の健康効果

ダイエットや代謝アップによって冷え性を予防したいのなら、納豆を食べるのは朝

そして大豆の皮が付いた「粒納豆」がおすすめ。
粒納豆の皮には食物繊維が豊富に含まれています。

一般的に不足しがち、といわれる食物繊維ですが、体内の中性脂肪やコレステロールをからめとって便として排出し、消化をゆっくりにすることで血糖値の急上昇をおさえ腹持ちを良くし、ナトリウムを排出することで血圧を下げ腸内環境を整えて便秘を解消することで、ダイエットを強力にサポートします。

また納豆に含まれるタンパク質によって良質な筋肉がつくられれば、代謝が上がって冷え性の予防にもなりますね。

あと、納豆というとごはんと一緒に食べる人が多いと思いますが、それなら日中に運動する前の食事として朝食べるほうが健康的です。

さらに朝納豆を食べると睡眠の質が高まる、という情報もありました。
睡眠ホルモンである「メラトニン」を合成するために必要なアミノ酸を朝食で摂っておけば、夜寝る前までにメラトニンが増えるとのこと。このアミノ酸は体内で作られないため、必ず食事から摂取しないといけない物質で、納豆のほかにも、乳製品、魚介類、フルーツやナッツ類に多く含まれているそうです。

次からは、朝でも夜でも共通してNGな納豆の食べ方を5つ、紹介します。

納豆のNGな食べ方5選

ここからは朝でも夜でも納豆のポテンシャルを下げてしまうNGな食べ方を5つ、紹介していきましょう。

50度以上に加熱する

血液をサラサラにするナットウキナーゼですが、50度以上になると働きが弱くなり、70度を超えると死滅してしまいます。チャーハンなどの炒め物はもちろん、炊きたて熱々のごはんに乗っけたり、混ぜてしまうとナットウキナーゼのポテンシャルを引き出せなくなってしまいます。

冷蔵庫から出してすぐ食べる

納豆を常温のまま置いておくと再発酵が進んで粘りも弱まり、アンモニア臭が出てきますので冷蔵庫に保存しますが、冷蔵庫から出してすぐ食べるとナットウキナーゼのポテンシャルを引き出せないままとなってしまいます。20分ほど常温で置いてから食べましょう

混ぜずに食べる

納豆の栄養価は混ぜる回数に影響は受けないといわれていますが、うまみ成分が増すことは確かのようです。NHKの「ためしてガッテン」では、納豆がおいしくなるかき混ぜ回数は424回と紹介されましたが…そこまで混ぜなくても、おいしく食べるために30~50回は混ぜましょう

生卵の白身と食べる

納豆と生卵を一緒に食べると、美肌効果が低下するそうです。原因は納豆に含まれるビタミンBの一つである「ビオチン」の吸収が、生卵の卵白に含まれる「アビジン」によって妨げられてしまうから。
なおアビジンは加熱すると変性するため、目玉焼きや温玉にするか、生であれば卵黄だけであれば大丈夫だそうです。

食べ過ぎてしまう

体にいいからといって食べ過ぎは良くありません。納豆には痛風の原因となる尿酸値を高めるプリン体や、摂りすぎると下痢や嘔吐、頭痛を引き起こすセレンというミネラルや、ホルモンバランスを乱す大豆イソフラボンが含まれていますので、多くても朝と夜に1パックずつで、最大2パックまでとしましょう。

以上が、納豆の食べ方についての5つのNGでした。
覚えておいてくださいね。

そして今回のまとめです。

今回のまとめ

納豆を食べるのは朝か?夜か?

元々、「朝食の定番」であった納豆ですが、調べたところ、「夜がいい」という情報をたくさん目にしました。

これについては、ナットウキナーゼが発見されたのが1980年と比較的、新しい情報であったことが影響しているようです。

そして、生活習慣病が気になる中高年世代夜納豆を食べると良く、ナットウキナーゼが睡眠中のドロドロの血液をサラサラにすることで血栓を予防し、血流を改善することで睡眠効果を高めるから、でした。

一方、ダイエットや代謝を良くしたい人朝納豆を食べると良く、良質なタンパク質と食物繊維が腸内環境を整え、脂肪やコレステロールを排出する働きがあるから、でした。

なお、夜であれば発酵成分が多いひきわり納豆
朝であれば皮付きの粒納豆が、それぞれピッタリということでした。

NGな食べ方は、

  • 50度以上に加熱する
  • 冷蔵庫から出してすぐ食べる
  • 混ぜずに食べる
  • 生卵の白身と食べる
  • 食べ過ぎてしまう

この5つでしたので、これらを守ることで納豆の栄養価のポテンシャルを最大限に引き出しましょう!

なお、記事の下にに私がおすすめする納豆を書いておきましたので、ぜひ参考にしてください。

最後にひとこと、です。

納豆をいつ食べたらよいか?というお話でしたが…

ただ正直、「夜に食べる」というのは、なかなか難しそうだなって思ってしまいました。
夜は夜でおかずがありますし、ね。

結局は、一時的に食べる、というよりは、続けて食べるよう、習慣づけることだと思いますので、まずは朝でも夜でも、食べる心がけをすることが大事かなって思いました。

少なくとも、今回の内容を知っていれば、ご自身の目的に応じて、食べ分けることもできると思いますので、ぜひ、参考にしてください。

それから、粒納豆ですが、正式名称は「糸引き納豆」と呼ぶそうです。
補足が最後になりましたが、お許しくださいね。

参考にさせていただきました Thank you!