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【解説】中国産うなぎは恐怖の薬漬け!?|スーパー|専門店|チェーン

2025年5月29日

みなさん、うなぎは好きですか?

そして、うなぎを食べるなら「チェーン店の格安うなぎ」を食べますか?
それとも「スーパーのうなぎ」を食べますか?
あるいは、ちょっと贅沢して「専門店のうなぎ」を食べますか?

結論からいうと値段だけでなく、いくつかの情報をもとに慎重に判断すべきかもしれません。

ある水産専門誌の記者によれば、「1,500円前後で売られているうなぎは、まず日本産ではない」こと、そして「牛丼チェーンで提供されるうなぎは、ほぼ間違いなく中国産」とのことでした。

また、ある中国の行政関係者は、「日本の輸入業者は『中国産ウナギは専用の養殖場で厳重な管理のもとで養殖している』というが、それはそう申告する中国の業者の言葉をただ信じているだけではないか?」と笑って答えたとか。

さらに、ある掲示板では「中国産うなぎは人間の死体を食べているというのは本当か?」という質問に、中国で仕事をしている人から、「腐敗した死体はうなぎや海老の餌に利用している」という回答がありました

これらの情報をもとに、今回は「うなぎ」をテーマに、チェーン店のうなぎと、スーパーのうなぎ、そして専門店のうなぎの違いについて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事は動画を作成し、YouTubeにて公開中です

▼チャプター
00:00 オープニング
01:22 日本人が知らない「ウナギの闇」
03:17 戦慄の「ホルマリンウナギ」
04:59 法外な値段で売れる「海の宝石」
06:13 本当にうなぎは●体を食べるのか?
07:33 中国産の「日本」うなぎ?

日本人が知らない「ウナギの闇」

まず、2019年の現代ビジネスの記事より。

2018年の総務省の家計調査より、うなぎは若者からは消費されない一方で、年金や貯蓄で暮らしている高齢者の消費が圧倒的に多いとのこと。

一方で、1,000~3,000円でうなぎを売る牛丼チェーンや格安チェーンが増えていることについて、水産専門誌の記者は「牛丼チェーンで提供されているウナギは、ほぼ間違いなく中国産であり、ランチで1,500円程度で食べられるうなぎは、まず日本産ではない」とのことでした。

そもそも、日本と中国では、養殖方法が違います。

日本はビニールハウスをかぶせたプールで養殖し、水温は28度前後に調整。万が一病気などが発生した場合は、水温を上げて殺菌します。また成長すると大きさに合わせてそれぞれのプールに分けて育てられるため、ストレスがありません。

一方、中国では「露地池(ろじいけ)」と呼ばれる田んぼのような広い池で養殖しています。屋外の池ですので管理が難しいのですが、うなぎを育てるのに合った気候の地域を選んでいるため、温度管理の必要がありません。ただ、病気が発生しても食い止めることが難しいというデメリットもありますが、日本よりも少ない費用で大量のうなぎを養殖することができます。

なお、うなぎ稚魚については、2023年に完全養殖に成功したものの、まだ商業ベースにのるほどにはなっておらず、今も天然のシラスウナギに依存していることもあって、以前から一攫千金を狙ったシラスウナギの密猟も行われており、反社会勢力によって非正規ルートのシラスウナギが流通しているのだとか。

これらの「裏側」の詳細は、概要欄に記事のリンクを貼っておきますので、ご興味ある方は読んでみてください。

次に実際に中国のうなぎの養殖場の現地へ潜入した記事がありました。

戦慄の「ホルマリンウナギ」

2017年の文春オンラインの記事より。

2005年に合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が中国産ウナギから検出され、問題になったにもかかわらず、2013年にも埼玉で販売されていた中国産のうなぎから、マラカイトグリーンが検出され、72.5トンものうなぎの蒲焼が回収されたのですが、ちょうど同じ年に中国のうなぎの養殖場へ足を運んだレポートが書かれていました。「マラカイトグリーン」とは、緑色の合成色素で、繊維等の染色、観賞魚の水カビ病の治療などに使用される薬剤なのですが、発がん性が指摘されている「猛毒」であり、養殖水産動物への使用は禁止されていますが、これを使うと狭い露地池で大量のうなぎを育てても病気になりにくくなるため用いられていました。

こちらの取材では、マラカイトグリーンの使用は認められなかったようですが、代わりに養殖場の片隅に置かれたホルマリン容器の写真が掲載されていました。

このホルマリンも、マラカイトグリーンと同様に外部寄生虫の駆除と病気予防効果があり、かつて日本でも養殖で使用されていましたが、発がん性が指摘されたため、現在は食品衛生法上、食品に含まれてはならない物質とされていますが、中国のうなぎの養殖場の物置小屋に置かれていたことがスクープされていました。詳細は記事のリンクを貼っておきますので、ぜひ読んでみてください。

そんな不安が残る中国産うなぎですが、日本の輸入業者は「厳重な管理のもとで養殖している」と主張しているとのこと。

しかし、このことを中国の行政関係者は一笑に付したそうなんです。

法外な値段で売れる『海の宝石』

2013年の日刊ゲンダイの記事より。

ある中国国務院関係者の話として、「スタミナどころか発がん性物質もついてくることがあるので、中国産はよくよく注意して食べた方が身の安全のためだ」と警告するとともに、日本の輸入業者は「中国製ウナギは日本専用の養殖場で厳重な管理のもとで養殖している」と口を揃えるが、それは単に「日本の業者が出張してきた時に『危険薬品は一切使っていません』と申告されたことを信じているだけのことではないか?」と一笑に付したのだとか。

そもそもウナギは、一般的な中華料理には用いられない食材であり、つまりはそのほとんどが日本への輸出用であるため、中国当局の規制や指導は緩いのだとか。

その背景には、中国の日本に対する歴史的な感情も見え隠れしているそうなのですが、これが本当なら恐ろしいと思いました。

詳しくは記事のアーカイブリンクを貼っておきますので続きを読んでみてください。

これらの情報源をまとめると、中国などの海外産うなぎは本当に大丈夫なのか?と強い疑問が残りました。そして、冒頭にお伝えした死体を食べる件ですが、これは本当なのでしょうか?

本当にうなぎは死体を食べるのか?

そもそも、うなぎはなんでも食べます。そして大食漢でよく食べます。

天然のうなぎであれば、小魚・カニ・エビ・カエル・貝類・藻類・昆虫・動物の死肉まで貪欲に食べるそうなので、とにかく大量の餌が必要となるそうです。

それもそのはず。うなぎの養殖業者は、0.2g のシラスウナギを6ヶ月から1年半かけて200~300gまで育てるそうなので、1匹あたり1000~1500倍の重さに増えることになるわけです。

そんな うなぎだから食べるとスタミナがつくのだと納得はいきますが、一方でそれだけ雑食で大食漢となれば「死体を食べる」なんて話もあながち嘘とは言えないように思います。実際、真実であれば餌のコストを抑えることができます。

なお国内の養殖では、魚粉を主原料とした配合飼料に水や魚油を加え、餅状にして与えているそうですが、なにせ1000倍以上に大きくなるまでのコストを考えると、格安なうなぎには、さまざまな疑惑が生まれるのは無理もないと思います。

そして、ここからが結論です。

チェーン店のうなぎ、スーパーのうなぎ、専門店のうなぎ、どのうなぎを選ぶべきでしょうか?やはりポイントは「産地」だと思っています。

中国産の「日本」うなぎ?

ある急成長中のうなぎチェーン店。

ぱっと見、専門店っぽいのですが、お値段は1,500円ちょっとと、かなりお安くうなぎが食べられたのですが、メニューを見ても分からなかった産地について、スタッフさんに聞いたところ「ニホンウナギ」といわれました

「であれば、国産か…」と、その時はそう思ったのですが、それは間違いでした。

そもそも、スーパーなどの小売店には原産地表示が義務づけられていますが、飲食店にはその義務がないのです。

たとえば、牛丼チェーンが肉の産地を示しているのも、あくまでその会社の方針にすぎず、義務ではありません。

2013年に「ウナギ(学名:アンギラ ジャポニカ)」の標準和名が「ウナギ」から「ニホンウナギ」へと変更されたことを受け、スーパーや小売りでは原産地はもちろん、種類の表示がなされているものの、飲食店にはそれらの表示は一切、義務づけられていませんので、たとえば中国産から輸入した「ニホンウナギ」を売っていても、中国産であることを表示・告知しなくても問題ない、ということです。

なお、2023年12月には、愛知県のうなぎ料理店が「三河産」のうなぎを使っていると表示しながら外国産などのうなぎを客に提供したとして、不正競争防止法違反などの疑いで警察の捜索を受けました。

これらを踏まえると、まずはスーパーのうなぎが最も信頼できる、と思いました。そして次は、お値段がちょっと張りますが、専門店のうなぎですね。専門店だと入口にうなぎの産地について札を出しているお店もあります。

そして、できることなら避けたいのが、チェーンなどの安いうなぎです。

産地も分からず、品種だけ教えられても、どんな環境で育てられたか?が分からなければ不安は拭えません。

みなさまは、どう思われますか?

参考にさせていただきました Thank you!