栄養効果は無し!偽物はちみつが多い!危険!と言われる理由と本物の見分け方!

みなさん、はちみつには偽物があることを知っていますか?
日本には、
- そのままのもの
- 糖類を加えたもの
- 加熱して成分を抜いたもの
の3つがあり、そのままのはちみつを本物、加工したものは偽物と呼ばれているのですが、今回ははちみつの偽物と本物を見分ける13の方法をご紹介します。
この記事は動画を作成し、YouTubeにて公開中です
▼チャプター
00:00 はちみつには偽物がある?
00:36 一般的にいわれる 7つの見分け方
03:58 購入前に分かる 6つに見分け方
07:32 【まとめ】本物を見分け方13選
09:52 忘れてはいけないポイント
一般的にいわれる見分け方7つ
まず、一般的にいわれる7つの見分け方をご紹介しましょう。
ただ、これは専門家でも難しいといわれていることですので、100%ではない、という点はご了承くださいね。
1. 色
花の種類や採蜜した時期によって、はちみつの色は変わるのですが、蜜源となる植物によって色が違うことは覚えておいてください。
たとえば、ソバや「甘露蜜」といわれる、もみやマツなどの樹木から採ったはちみつは黒っぽくなりますが、トチ、レンゲ、アカシアなどの草花から採ったはちみつは、茶色や淡い黄色をしています。
これを知っていれば、アカシアなのに黒っぽいはちみつが怪しい、と分かりますね。
2. 香り
採蜜したそのままのはちみつであれば、自然な独特の香りがあるはずです。
これも、花の種類や時期によって違ってきますが、全く香りがしないものや、明らかにイイ香り過ぎる…といった場合は人工的に香りが添加されたものかもしれません。
この香りは本当に独特で、栗の花から採ったはちみつは、ほうじ茶のような香りがしました。実際、ぬるめのほうじ茶に入れたらピッタリでした。
3. 透明度
容器を照明に透かしてみてください。本物のはちみつは完全な透明ではないはずです。はちみつは採蜜してからろ過しますが、その際にフィルターを通過した花粉やミツバチの酵素などが濁りの原因です。そして、これがはちみつの有効成分です。
ちなみに、この花粉を顕微鏡で調べると、どの国のどんな植物からの蜜なのか?まで判るそうです。凄いですね。
4. 粘り
本物のはちみつは密度が高いため容器を逆さにすると、底から落ちるのに時間がかかりますが、糖類が混ざったものや、異性化糖をはちみつと偽ったものであれば、本物のはちみつよりもサラッとしていて落ちる速度が早いはずです。
5. 泡立ち
ミツバチは蜜源から巣に蜜を持ち帰ってから酵素を加え、羽ばたくことで時間をかけ水分を飛ばして粘度を高めます。これを熟成というのですが、これが不十分であったり、偽物のはちみつは水分が多いため気泡ができやすくなります。本物であってもこういったはちみつは避けるべきですね。
6. 結晶化
よく「結晶化するはちみつは本物」といわれますが、なぜ結晶化するのか?について知っていますか?はちみつに含まれる花粉が核となり、そこにブドウ糖が集まるからです。つまり、透明度とかかわりがあるわけです。本物のはちみつであれば、14℃を下回ると結晶化が始まります。水あめや砂糖が含まれたはちみつは結晶化しません。
ただ、注意してください。
ブドウ糖よりも果糖成分の割合が多いはちみつは結晶化しないこともありますので、こちらも蜜源となる花の種類を知っておくとよいと思います。
アカシア、栗やレンゲ、林檎やラズベリーからつくられたはちみつが結晶化しにくいそうです。
7. 冷水に溶ける
ガラスのコップに冷水を入れ、そこに大さじ1杯分を入れて混ぜた時、もし簡単に溶けるようなら偽物の可能性が高いです。本物のはちみつは水に溶けにくいので塊のまま沈殿します。
以上が、一般的にいわれる見分け方ですが…
ただ、これって買わないと分からないものが結構、ありますよね?
買った後にためして「偽物だった!」では、悲しすぎます。
また「結晶化すれば本物」とあるのですが、通販はさておき、お店であっても店内が14℃以下になることは、ほぼないはず。これも購入後に冬になったら結晶化したから本物だったでは遅くないですか?
そこで次からは私の独自のものになりますが、購入前に分かる本物の見分け方を6つ、ご紹介していきます。
購入前でも分かる見分け方6つ
容器
よく、お手ごろ価格のはちみつが入っているポリ容器、ありますよね?
ちょっと濁っていませんか?
一方、ちょっと値が張るはちみつは、透明な瓶に入っていますよね?
もしかしたら、ポリ容器に入れているのは、透明だと偽物とバレるから、それを分かりにくくする狙いがあるからではないでしょうか?
そう考えるようになってから、私はポリ容器のはちみつは甘味料として使うようになりました。
値段
これが一番、分かりやすいと思います。
農林水産省によると国産はちみつの卸売価格は 1キロ1,200円 ~ 2,500円 とありますので100グラム120円を下回れば偽物でしょう。
ただ、養蜂家の方のサイトには、燃料代、ビンやラベル代、人件費を考慮すれば日本製の純粋はちみつの価格は100g300~500円前後で売らないとボランティア活動だと私は思う、と書かれていましたので、少なくとも100g250円以上と頭に入れておくとよさそうです。
ラベル
ラベルに書かれた成分表示を確認して、はちみつ以外の原料が使われていないか?をチェックしましょう。本物のはちみつであれば「はちみつ」または「純粋はちみつ」とのみ、書かれているはずです。
なお「純粋はちみつ」のほかに、糖類を加えた「加糖はちみつ」、加熱してはちみつ由来の成分を一切抜いた「精製はちみつ」の3つありますが、法律によって厳しく規制されているヨーロッパでは、これらの加工したものをはちみつと呼ぶこと自体が禁止されていますので、消費者は分かりやすいと思います。
原産国
はちみつの原産国については、以下のような特徴があるようです。
・ドイツなどのヨーロッパ諸国は、法律規制があるため、基準が厳しく品質が高い
・アルゼンチン・ブラジルなどの南米諸国は、大量生産のため安価。ただ、品質 もそれ相応。
・中国やアジアは、加糖はちみつの混在など安全面で疑問といわれるが、近年は 欧米への輸出に向け、品質向上のための機運も出てきている
とのことでした。じゃあ国産は?って思いますよね。
公正取引マーク
はちみつにつけられた公正マークがあれば安心、と思う人もいるかもしれません。
普通にそう思うのが当然なのですが、この公正マークを発行している「全国はちみつ公正取引協議会」は、そこに属する会員企業が過去になかなか激しい偽装や不祥事を起こしています。
ここでは詳しくお伝えしませんが、気になる方はネットで「はちみつ 偽装 ニュース」と調べてみてください。先の協議会に所属する複数のメーカーが起こした問題を知ることができると思います。その問題発覚のほとんどが内部告発というのも、なかなか闇深いなと思いました。
メーカー・生産者
そして本物のはちみつを見分ける最後は、やはり顔が見える生産者から直接購入することです。
たとえば道の駅や地場産品のイベント、マルシェなどに出品している養蜂家や農家の方に接して買うのが間違いないと思います。
メーカーについても、過去に後ろめたいことをしたことがなく、信用できる情報をホームページなどで発信しているメーカーであれば、一度、買ってみる価値はあると思います。
本物が欲しいなら、そういった努力をするのが一番です。
ただ正直、価格は高いんですけどね。特にニホンミツバチから採蜜したはちみつは300グラム5,300円。100グラムで1,767円と超高級品でしたので、購入される方は覚悟をもってポチりましょう。
それでは、最後にまとめです。
おすすめの非加熱はちみつをご紹介します
はちみつ由来の酵素による抗酸化作用や免疫力を高める効果が期待できる非加熱のはちみつをご紹介します。
非加熱のはちみつを生産する人たちには自然のあるべき姿を尊重する信念があります。
ただ、産地・生産者・採取される年によって味わいが異なることや、生産コストがかかるため価格が高くなる点は覚えておく必要があります。
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まとめ
はちみつの偽物と本物とを見分ける13の方法、いかがでしたか?
前半は、一般的にいわれる7つを取り上げました。
色 | 種類によって色が違うこと、ソバや樹木系は黒く、草花は茶から黄色系と覚えておきましょう。 |
香り | 本物のはちみつであれば、独特の香りがあるはずです。無臭であったり、これは難しいかもしれませんが不自然にイイ香りだったら黄色信号かもしれません。 |
透明度 | 本物のはちみつには、花粉やミツバチの酵素が含まれているので完全な透明ではありません。 |
粘り | 本物のはちみつは粘度が高く、偽物のはちみつはサラッとしています。 |
泡立ち | ちゃんとミツバチの羽で熟成されたはちみつでないと気泡が目立つはずです。 |
結晶化 | 結晶化するのは、本物のはちみつに含まれる花粉が核となり、そこにブドウ糖が集まるから。ただ、アカシアやレンゲなど、果糖の割合が多いはちみつは結晶化しないこともありますので注意してください。 |
冷水に溶ける | 本物は溶けにくく、偽物は溶けやすいです。 |
容器 | 安いはちみつが入っているポリ容器ですが、透明であるのを分かりにくくするためなんじゃないかなって私は疑っています。 |
値段 | 農林水産省と養蜂家の方の情報から、少なくとも100グラム250円以上と覚えておくとよいでしょう。もちろん、もっと高いものもあります。 |
ラベル | 成分表示を確認してはちみつ以外の原料が使われていないか?また海外でははちみつとして認められていない「加糖はちみつ」「精製はちみつ」でないか?を確かめましょう。 |
原産国 | 個人的に、本物のはちみつの健康効果を求めるならヨーロッパ一択で、中でも歴史が長く、品質基準が厳しいドイツのはちみつがおすすめです。概要欄におすすめのドイツはちみつを乗せておきますので、ポチってみてください。 |
公正取引マーク | このマークを発行する「全国はちみつ公正取引協議会」に所属する複数のメーカーが過去に起こした不祥事を調べてみてください。 |
メーカー・生産者 | 結局、規模が小さく、顔が見える養蜂家から購入するのが一番ではありますが、問題はお財布ですね。ずっと摂り続けたい方は、信用できるメーカーの商品と上手く使い分けるとよいと思います。「風邪をひいたら、良いほうを食べる」とかですね。 |
それでは、最後に忘れてはいけないポイントです。

冒頭でもお伝えしましたが…、本物のはちみつを見分けるのって、専門家でも難しいと言われています。ですので、この動画を見たからといって100%ではない、という点はご了承ください。なにせ、はちみつは「世界三大偽装食品の1つ」といわれるほど、偽装が見分けにくい食品ですからね。
また味についても、本物のほうが美味しい、とは必ずしもいえず、なぜならそれは「ミツバチ任せ」だからです。ですので、「この巣のミツバチさんのはちみつは美味しい!」なんてこともあるとか。とはいえ、その美味しさは、あくまでミツバチさんがご自身と子供を育てるためにせっせと集めたものであることは忘れてはいけませんね。
- 養蜂をめぐる情勢|農林水産省 畜産局(令和4年11月)
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/sonota/attach/pdf/bee-62.pdf - Real v. Fake Honey – How can you tell the difference?
https://www.youtube.com/watch?v=yK3tkBEZeLw - 本物の生はちみつを!!その見分け方8つのポイント!
http://chika-vegetablesmile.net/%E7%94%9F%E3%81%AF%E3%81%A1%E3%81%BF%E3%81%A4-%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9/#i-8 - 蜂蜜の選び方
https://hirata-farm.com/diff/#:~:text=%E8%8A%B1%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%82%84%E6%8E%A1,%E7%89%B9%E6%9C%89%E3%81%AE%E9%A2%A8%E5%91%B3%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 - 純粋はちみつとは?本物の見分け方・選び方
https://food-drink.pintoru.com/honey/about-pure/